keins_jin2006-08-14

少し前になりますが、梅田望夫著のベストセラー「ウェブ進化論」を読みました。
250ページの本ですが、あっという間に読み終えました。
簡単に行ってしまうと、今後webの世界はWEB1.0から2.0へ変化していく。それがWEB進化論なのですが、簡単すぎますね。(笑)

WEB1.0から2.0への流れを加速する三大潮流として
1.インターネット
2.チープ革命
3.オープンソース
を上げています。また、この流れを支える技術がGoogleそのものです。Googleは、30万台のコンピュータで24時間365日世界中のネットのあちら側に存在する情報を体系化し、不特定多数の方に情報を提供する基盤を構築しています。「増殖する地球上の膨大な情報整理しつくす。」ことが彼等の目標といいます。

またこの中で、アマゾンのロングテール論はとても興味を持ちました。

「恐竜の首」 
 ・人気のある本、サイト、ブログのアクセスIP数は棒グラフにすると
  恐竜の首のように縦に長いことから、「恐竜の首」と呼ばれる。

ロングテール
 ・マイノリティ。然程、人気のない本やサイト、ブログの方が数としては
  圧倒的に多い。棒グラフにすると恐竜のしっぽのように横に長いことから、「ロングテール」と呼ばれる。

ビジネスチャンスとして、恐竜の首を狙うか、それともあえてロングテールを狙うか。一般企業の多くは必ず恐竜の首を狙います。しかし、アマゾンはロングテールを狙っており、実は売上の1/3はめったに売れないマイナー本であり、収益の柱になっているようです。
Googleが狙っているのもこのロングテール層です。ロングテール層をビジネスとして狙えるのは、情報を機械的(人を介さず安価)に判断して処理実行できる企業のみで、WEB2.0が進めば こう言った企業が一人勝ちする時代が来るでしょう。皆さんはこの本を読んでどう感じるのか?是非感想を聞かせてほしいです。