イタリア車

keins_jin2006-09-19

知っている人は知っている、知らない人は想像も付かない「アルファロメオ」ですが、日経新聞に面白い記事が出ていたので紹介します。

以下、記事のより。
イタリア車のアルファロメオは楽器である。エンジンの回転を上げると「ボロロロ」と心地よい排気音が体を包み込む。暖かい音色が薪ストーブの中で踊る炎を思わせる。走りの性能というよりも、音に惚れ込む愛好家は日本にも多い。ドイツの職人から面白い話を聞いた。「アルファロメオ社には門外不出の「アルファサウンド」秘伝があり、設計者は音響学を使って図面を引く。加速や馬力の検討は二の次らしい。イタリアの連中の発想はちょっとズレている。ラッパ作りじゃあるまいし。だからドイツに負けるんだ。確かに音はいいけどさ」と。

私が車好きということもあって、私の友達も車好きが多いのですが、その中にアルファロメオに乗ってる友人がいて、以前この音の話は聞いたことがありました。運転させてもらった事もあり、確かに心地よい音なのです。音楽なんかいらないくらい。その友人は車の型は変わりましたが、今もエンジン音とアルファロメオレッドの色に拘って、アルファロメオに乗っています。
 アルファロメオは業績が悪化して同じイタリアのフィアット社に吸収されましたが、このエンジン音だけは変えない事を許されているそうです。誇り高いドイツ人も心の底ではイタリア工業に憧れているのかもしれません。
 職人ってやっぱりいいですね。フィアット社の寛容な振る舞いもまた嬉しい。この記事を読んで、早々アルファロメオの友人の電話して、運転させてもらう約束をとりつけました(笑)。
 我が社も職人の集まりです。拘りと誇りを持って、いい仕事したいです。


今日は何の日?
1958(昭和33)年9月19日、巨人の長嶋選手の28号ホームランは、1塁ベースをふみ忘れたため取り消しになり幻のホームランと今に語り継がれています(記録上はピッチャーゴロ)。何とも長島さんらしいエピソードです