７つの習慣

　ケインズの推薦図書のひとつにもなっている、スティーブン・Ｒ・コヴィー著の『７つの習慣』。決して読みやすい本ではありませんが、目を通したことがある人は少なくないはずです。今日紹介したいのは、この本ではなく、写真の『７つの習慣 小学校実践記』です。題名からも察しが付くと思いますが、現役の小学校の先生（渡邊尚久先生）が書かれました。渡邊先生は本を読んで感銘を受け、「７つの習慣」授業を本格的にはじめ、子供たちに多大な影響を与え続けています。授業で学んだ子供たちがいつしか社会に出て、お互いに相乗効果を発揮していくこになるであろうことを想像すると、期待に胸がふくらみます。ビジネス向けに書かれている本の内容を小学生に教えるのですから、誰もが「難しいのでは」と感じると思います。私もそういう気持ちで読み始めたのですが、子供は子供なりにしっかり内容を理解していることがわかりました。そして、邪心を捨て、素直な気持ちで受け取ると以外とすんなり受け入れることができるのではないかと気付きました。
　渡邊先生が、原書の訳者である川西茂さんに最初に会われた時にかけられた言葉が「ＤＯ ＩＴ ＮＯＷだよね、渡邊先生！すぐやる、何が何でもやる、それから考える」だったそうです。私自身も心にズシーンと響きました。結局成功する人はこの言葉に集約されているのだと感じます。７つの習慣の授業を受けた子供たちの将来、楽しみだと思いませんか？
　『７つの習慣』を読んだ時にはピンときていなかったことが、『７つの習慣 小学校実践記』を読んで理解できたことが多くありました。