ISMS説明会

 今日はISMS(ISO27001)審査登録説明会に参加してきました。ケインズは既にQMS(ISO9001)を取得していますが、22期経営計画発表会の中でISMSまたはPマーク取得の必要性を話しました。今日の説明会にはケインズと同じように既にQMSやPマーク取得済の企業が多数参加しており、改めてISMS取得の意義を感じることができました。印刷会社においては、会社の規模に関係なく公共関係の印刷を受注する条件にISMS取得が義務づけられるようになったということで、参加者が特に多かったように思います。
 ISMS(ISO27001)はInformation Security Management Systemの略で、「組織が、情報セキュリティリスクを管理し、継続的にリスクの回避や軽減ができるマネジメントシステム」をいいます。”情報セキュリティ”とは何もデジタルに関したことだけをいうのではなく、アナログ的なことも含まれています。先月末、東京都杉並区の区立図書館で個人情報が記載されている用紙をメモ帳(裏紙)に使用していた問題は記憶に新しいところです。情報セキュリティの観点で印象に残った話として、郵便局の情報漏洩問題があります。最近郵便局関連の問題が多くなっているのですが、以前は郵便物を間違えて隣の家に配達しても「ごめんなさい。間違えました。」で済んでいたことも、最近は世の中が敏感になりすぎているため、直ぐに問題として大きく取り上げられるようになりました。郵便局以外でも情報漏洩の問題は毎日のように出てきています(最近は珍しくなくなったため大きい問題でないと報道されていません)。Security nextのHPに「個人情報漏洩事件一覧」が毎日更新されていますので、目を通しておいて下さい。
http://www.security-next.com/cat_cat25.html
そして、他人事とは決して考えず、実際の事例を研究することで意識を高めてください。何度も言うようですが、一人ひとりの高い意識が集まらなければケインズとしてのセキュリティ対策にはならないのです。