あれから一年・・・

 あれから(?)、一年(?)何のこと??
 一年前、2010年8月5日の朝目が覚めた時に右目の視界が半分しかなかった。「あれッ、あれッ」目を擦るけど改善しない。でも痛みや不快感もない。頭の中は???+パニック!
 午前中の仕事を終えても改善しないため、かかりつけの眼科に直行。診察で直ぐに網膜剥離と判明したが、”網膜剥離”ってボクサーの病気じゃん、と理解に苦しみながらも、即手術という事で日赤を紹介され手術、入院。1時間半の手術を終えて放心状態。今まで盲腸の手術をしたり、骨折したり、交通事故に遭って麻酔無しで8針縫われたり、肝臓の病気で入院した時は骨髄採取の最中に針が体内折れてその摘出手術をギリギリの麻酔で行ったり、東京で単身赴任の時に尿管結石のあまりの痛みで気が薄れる中救急車よんだり・・・数えると昔から相当痛い思いをしてきたが、部分麻酔で受けた網膜剥離の手術は人生で一番辛かった。いっそ全身麻酔で手術してほしいとさえ思った。その苦しさ辛さが今でもハッキリ脳裏に焼き付いてる。あれを乗り越えて随分精神的に強くなれたかも(笑)。
 あれから一年。たった365日だけれど、大きな大きな人生の転換期になった。仕事柄、体のメンテナンスには気をつかっているつもりでいる。要は体が資本である。常に臨戦態勢、フル稼働しないといけないし、ここぞという時に寝てることなんかできない。強い思いがある。そのかいもあってもう何年も風邪もひかない。体の定期検診をして、歯の定期検診して、しかし目はノーマークだった。
と、いう事は人生を折り返している今、もう何時何が起きるか解らない。だったら今やれることを悔いなくやりたい。そう強く、強く思うようになった。歳なんて関係無い。様々な事に興味を持って何事にも挑戦してみよう。そう想うようになったきっかけは間違い無く一年前の網膜剥離だった。幸い目も見えている。迷惑をかけた多くの人、お世話になった多くの人に感謝する気持ちは今も変わりない。結局原因は不明であるが、神様からのプレゼントだと想うようにした。