プロの仕事

keins_jin2011-08-19

 ”プロ”というと直ぐに連想するのは「プロ野球選手」であったり「プロゴルファー」といったスポーツ選手になりがちですが、全ての職業人が”その道のプロ”でなければならないと考えます。KEINSはソフトウェア開発を主業務としていますから、KEINSの社員はお客様から見れば全員コンピュータのプロなのです。それが成立してビジネスが成り立っています。そして我々は決してそれに傲ることなく、日々精進しプロで有り続ける努力をしなくてはなりません。。
 最近”プロ”の仕事を感じ、感心した出来事がありました。
 あるセミナーに参加するため急遽予習に必要な本があり県内では大手、しかもそのチェーン店の中でも規模がかなり大きい店舗に行きました。探していた本は稲盛和夫著の「実学(経営と会計)」(日程ビジネス文庫)で、決してメジャーな本という訳ではありません。内心では「たぶん取り寄せかな?」、「ここに無かったら後2、3店舗は探しに行ってみよう」と思いつつ店内へ。自分で探すことは時間の無駄と最初から諦め、目の前の若い店員さんに本の名前と作者を告げ探してもらう事にしました。今までの経験として、まず店内に在庫があるかどうかをPCで検索、あればPCに表示された棚を探す。今回もそれを想像しました。が、この店員さん、一切迷うことなく、PCで確認もせず目的の本がある棚に一直線に歩きます。後を付いていくと、棚の一番高いところの一冊の本を脚立に登り取り出します。「お客様のお探しの本はこの本でございますか?」あまりの手際の良さに一瞬ビックリの私ですが、探していた本そのものでした。「どうしてこの本がここにあるると解ったのですか?」という不思議そうな顔をしている私に「毎日働いている私の職場ですし、新刊が出た時に極力本の大まかな内容と題名、棚の位置は憶えるようにしています。本を探しておられるお客様をお待たせしないように心がけています。」・・・満点の答え・・・。これぞ”プロ”だと感心したのと同時に、次ぎも本を買う時はこの店舗に来よう、と思いました。この本屋さんの経営者は知ってる方なので、今度会ったらこの話をして対応してくれた店員さんの名前を伝えよう・・・特別ボーナス出るといいな(笑)
 KEINSの社員は”プロ”の仕事が出来ているだろうか?お客様に感動を与えているだろうか?この事があって、改めて考えさせられました。そして、この苦しい時代を生き延びる、他社より秀でるためには、”プロ意識”と”感動を与えるサービス”という二つのキーワードが強く心に残りました。
 この店員さんに会えたことに感謝しています!